※今日のエントリーは
「
難儀なヤドカリ」
「
それから南向き」
「それから賃貸は」の続きです。

なんで2週間もかかったのかというと
「収入でも保証人でも申し分なかったのですが、
やっぱりどうしても男2人入居ってところが・・・」なのだそうだ。ああそうですか…。
同時に別のファミリーが申し込みをしていたので
「うーん、どっちにしようかな・・・」と迷っていたのらしい。
そのファミリーが条件的に申し分なくて、
「やっぱり男2人ではちょっと困る」・・・て事だったら、
さっさと決めればいいじゃん、と思いましたけど。
結局、突き詰めていくと法的には赤の他人な2人なわけで、
異性の同棲カップルと同じように「いつ別れてどちらかが
出て行くかもしれない」というリスクが大きい人たちに
家は貸せないってわけでしょうね。
「結婚して子供がいれば転勤になっても会社辞めないだろう」とか思って「君もそろそろ身を固めてはどうかね」っていう、
なんかもう時代錯誤で、いまどきそんなことあるのかよっていう
状況を想像してみちゃったんだけど、
そういう事を言ってた年代の人の意識の底の方に
こびりついてる垢みたいな価値観は、
なかなか取れないのでしょう。
法的ななにかといえば、男2人だといまのところ
「養子縁組」しかないのだけど、
共同で家を借りたり買ったりするとき何て言うんだろ、
7つしか年の差がないのに
「親子です」って言うのかな(笑)
ノンケの人に言わせると、
「でも別にお互い好きでいれば法律なんて関係ないじゃん」だったりするらしいけど(時々いるんだそういう事言う人)、
確かにそれは精神的な部分ではそうかもしれないけど、
社会生活を営む上では相当不利な立場というか
自分達の権利を法にのっとって主張する事もできない立場なのですよ。
実際。こんな、賃貸物件ひとつにしても…。
ただ、同性愛者について言えば、
即物的で快楽主義の人たちが目立つし、
いままできちんと自分達の生活に目を向けて取り組んでこなかった事の
結果でもあると言えるので、
ただ
「僕達を認めてよ!」って
仮装してパレードすることと同じくらい大事な事が
別にあるんじゃないか、と僕は思うわけです。
(だからパレードに反対!てわけでもないですけど)
ずいぶん前に「ゲイのライフスタイルマガジン」という
雑誌が創刊された事があって、4号で廃刊になっちゃったんだけど(笑)
その雑誌に創刊号から漫画を連載していた。
毎号みていて思ったけど、
やっぱり広告がポルノしかつかなかったから、
一般の企業の協賛が得られなかった事とか、
紙面に登場する著名人も
よほどゲイに理解のある人か
「そういうのは全然気にしません」というさっぱりした人に限られてしまった事、
(または別のなにがしかの理由だったり)
それから、ゲイの人たちが
「自分達の生活」に
あまり目が向いていなかった事が、
続かなかった原因のひとつなのかもしれないと思います。
まあ、いま考えると「生活」とか「ライフスタイル」てのとも
ちょっと離れすぎてて現実感なかったかもしれないとか
思ったりもしますけど…。
パイが少ないから仕方のない事かもしれないけれども、
ゲイのためのメディアが
「ポルノ」か
「お堅い文芸誌調」のどっちかしかないって事が
もどかしいというか、
もうちょっとカジュアルでチープなものでもいいから、
より生活に近い感じのメディアがあればいいのにな、と思います。
・・・なんて思いつつこのブログもやっているわけだけど。
なんて、ダラダラと文句を言っていても仕方がないので、
さっさと次の物件を探すことにしようと思っております。
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