2006'11.26 Sun

ライン -tea for two-

いま書いていた長い文章が、バックスペースキーを押したら全部消えたので、一気にやる気が失せてます・・・。ブラウザの画面に直接書いていて、何かのキーとバックスペースキーを同時に押すとたまにそういう事が起こるのだけど、なんだろう・・・。晩酌もだいぶすすんで、酔っ払ってきたんだけど、がんばって思い出しながら書いてみる。

昨日は、力尽きて書けなかったtea for twoの「ライン」というお芝居の感想文。本多劇場って書いたけれども、正確には本多劇場グループの劇「小劇場」というキャパ130人のこじんまりとした劇場。小さい劇場にしては椅子の座り心地が良いなあと思う。狭くて足がつりそうだけど。

こじんまりとしたところってあまり好きじゃない。なんでかっていうと、いざというときにトイレにいけないからだ。役者の人との距離が近くて動きとか表情とかよーく見えて楽しいのだけれども、トイレが近いので、休憩がないような劇だと「いまから2時間近くは絶対トイレにいけない」と思っただけで、プレッシャーで余計に膀胱が刺激されるような気がする。

朝から「今日はお芝居を観るから」と思って水分を控えめにしておけばいいのだけど、上手くそういう具合にいかない事だってあるわけで、
もし途中でトイレに行きたくなっちゃうと「早く終わってトイレに駆け込みたい」という気持ちでいっぱいになってしまって、観劇どころじゃなくなっちゃうのだ。

話がそれたけど、「ライン」は3話構成のオムニバス劇になっていた。忘れないように簡単にあらすじを・・・。

(1)事故にあった長距離バスに乗り合わせた女性二人が、同じ病院の相部屋の病室に入院していて、ある日の夜の一コマ。雑音に敏感で神経質なA子さんと、さだまさしとスナック菓子をボリボリ食べるのが好きな奔放な性格のB子さん。一見、神経質そうに見える人って実は自分の事ばかり考えていて、ほんとはものすごーく無神経だったりするよね、という感じの話・・・だと思った。

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(2)会社をリストラされたばかり、いつもノリと勢いだけで適当な発言を繰り返し、適当に生きている田中Aくん。そんな田中Aくんのいい加減な生き方に怒っている妻のために六本木ヒルズの高級レストランを予約した。そして、IT社長でヒルズ続の田中Bさん。実は会社は火の車で借金だらけ、おまけにライバルに会社を乗っ取られそうになっている。そして、謎のC子さん。今日が千秋楽だから書いちゃうけど、実は二人とも事故に巻き込まれて瀕死の状態で、生と死の世界の境目くらいにいるのだった。で、何かの手違いで二人の田中さんのうち、どちらかしか生き残ることができなくなってしまい、どちらが生き、そして死ぬのかを選択しなければならない。

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(3)長距離バスと衝突した自家用車を運転していた田中Aくんの奥さんと、その長距離バスを運転していた運転手のお話。にこやかに笑いかけながら運転手を攻め立てる奥さんの演技がよかった。女、というか人間のすごーくすごーく意地悪な部分がよく表現されていて、でもそれが逆に滑稽で、すごくシリアスな場面なのだけど、笑えた。結局、ほんとの人殺しはどっちだったんだろう?

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人と人、物事と物事、善と悪とか生と死、いろいろな事の間にある曖昧な線、というのが今回のテーマなのかなーと思うのだけど、個人的にはどの場面でも、独善的な人間が出てきて、最終的には自分の独善に気がつく、または気づかされるというのが印象的だった。

場面として一番面白かったのは(2)なんだけど、役者の演技としてすごく引きこまれたのは(3)だった。そういう意味で、一粒で三度おいしい芝居でした、とか製菓会社のCMコピーみたいな事を思いつつ感想文おわり。

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