びびびのゲイ夫夫★絵日記

ひとつ屋根の下で暮らす男二人のマンガ絵日記

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

レインボー世田谷

握った手が暖かいからというエントリーで少しだけ触れた、上川(かみかわ)あやさんは、世田谷区の「虹」という会派で活動している、現職の世田谷区議会議員だ。

その後、新しくできた事務所のお披露目のお誘いを頂いたので、行ってきた。

レインボー世田谷事務所開き


ちなみに、上川さんの事務所では、現在ボランティアを募集しているそうだ。
特に人手の必要な4/15(日)は、僕も参加する予定でいるのだが、興味を持った方は、ぜひ上川さんの事務所まで連絡してみて欲しいと思う↓
http://ah-yeah.com/index.html



握った手が暖かいからのエントリーをアップした後、ご本人からメールを頂いた。
転載の許可も頂いたので、以下、そのメールを転載。


--

名 前 】:かみかわあや
【 メールアドレス 】:******
【 職 業 】:******
【 住 所 】:******
【 TEL 】:******
【 お問い合せ内容 】:

お問い合わせではありませんが、ひょんなことからこのブログにたどりついて、ちょっと、ごあいさつをしたくなりました。

世田谷で区議会議員をしています、かみかわ・あやです。びっくりさせてごめんなさい。
私のサイトにリンクを貼っていただき、画像も貼ってくださり、ありがとうございますm(_ _)m

ブログ拝見しました。
とっても愉快で、でも胸がキュンとするブログだとおもいました。
Goさん、モンジロウちゃんと一緒の生活、なんだかいとおしい気持ちになりました。

今日も世田谷の路面電車、松陰神社の街頭にたって演説をして帰ってきました。
近くに住む、レズビアンのカップルが飛び入りで、チラシ配りを手伝ってくれました。

「立場が悪くなるなら、無理しないでね…」と話したんですけれど、自分の住んでいる街で私のビラ配り。
道行く人たちに頭をさげて、チラシを渡しています。

…どんな思いで手伝ってくれているのか…と考えたら、何だか切なくなって、途中マイクを握りながら思わず声が詰まりました。

「一緒に変えていこうね!」

心からそう思いました。

びびびさんの3月1日のブログ。
ありがとうございます。素敵なメッセージだと思いました。

私もびびびさんの絵にあったのと同じ気持ちです。
もっと伸びやかに暮らせる社会へ、前進していきたいですね!
諦めからは何も生まれません。ボチボチ、でも、がんばっていきましょう。

かみかわ・あや


--


初めて上川さんの事を知ったのは、確か雑誌だったような気がする。検索してみたら、過去のエントリーに上川さんのサイトへのリンクがあったから(http://ambientfish.blog82.fc2.com/blog-entry-153.html)、少なくとも2004年の4月より前に、どこかの雑誌でみたのだろうと思う。

厳密に言えば、MtF-GID(性自認が女性)である上川さんと同性愛者である僕の立場は、かなり違うものだと思う。目指すゴールも、もしかしたら違うところにあるのかもしれない。


僕には兄弟が4人いるけれども、そのうちの1人(僕)がゲイで、そして、もうひとりFtM-GID(性自認が男性)がいる。初めて、そうだと聞かされた時、正直言って僕はものすごく引いてしまった。頭の中が「なにがなんだかぜんぜんわかんない!」という状態になった。自分が性的に少数者でありながら、おなじ少数者である兄弟のありのままを受け入れる事に、すごく時間がかかった。

ゲイである僕の事について「女になりたいんでしょ?」という間違った認識しかない親に、その兄弟について「どうしてあげたらいいのか」と相談された時、親は「埼玉にあるナントカ医大に連れてったほうがいいのだろうか!?」と思っていたらしい。

こういう事は周りも本人も、焦って結論を出すべき問題ではないと経験的に知っていたのだが、結局、僕は「辛かったり話したい時には落ち着いて、黙って、ただ聞いてあげて」と言う事しかできなかった。具体的にどうしてあげたらいいのか、さっぱりわからなかった・・・。

そんな事があってから、僕はこういう類の問題の根深さを実感した。ストレート(異性愛者)の人が「自分は何故、男(女)として生まれて、そして女(男)が好きなのだろうか?」なんて考えた事がないのと同じように、同じ性的少数者であっても、それぞれ抱える問題が違いすぎて理解する事は、とても難しいのだと思った。



それでも、なお、僕が個人的に上川さんを応援したいと思っている理由は、家族であっても理解したり受け入れる事の難しい問題を全てさらけだし、なおかつ政治という表舞台に立ったその勇気と「小さなことから変えて生きたい」という強い思いに共感するからだ。

それは、ゲイとかビアンとかトランスジェンダーとか男とか女とか関係なくて、ただ文句を言ったり、批判しているだけでは結局なにも変わらないという事だ。

僕はきっと、この世に自分の遺伝子という種を残す事はできないと思うけれども、自分より若い子には、自分と同じような苦悩や苦痛を感じて生きて欲しくないし、できれば「生まれてきて本当に良かった」と思える社会を残していきたいと思う。

だから、ヨノナカがどんどん悪い方向に向かっていると、もし思うのなら、ほんの少しでいいから「自分にできる何か」をしてみる事が大切なんじゃないか、という事を僕は上川さんから教えてもらったような気がするのだった。







レインボーな1クリックお願いします!(ランキングに1票入ります)
↓ ↓ ↓ ↓
人気Blogランキング

ダッシュで1クリックお願いします!(ランキングに1票入ります)
↓ ↓ ↓ ↓
FC2ブログ★ランキング
関連記事

人気Blogランキング  | 【4コマ】 2007年 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT